News往診
今日は、長年当院に通って下さっていた 患者様が
ご高齢で介護が必要な状態になり 通院が困難になった為,
往診に行って来ました
幸い、全身状態も安定しており、
長年当院に定期的にメインテナンスにいらっしゃっていた為、
今後、誤嚥性肺炎のリスクになりえる、
感染源の歯(虫歯、歯周病)
不良補綴物(被せ物と歯の隙間)もなく
ご家族やヘルパーさんでも
日々の口腔ケアを数分で しっかり行える 良い状態です
今後は、日々のご家族やヘルパーさんによる 口腔ケアと、
定期的な我々による ケア及び 肺炎のリスクを軽減する為の
摂食嚥下・筋機能訓練を適切に行うことにより
日本人の死因第3位である 肺炎のリスクを軽減することができます。
しっかり治療を行い、メインテナンスに来て頂いたお陰です。
介護が必要にはなりましたが、口腔内環境はバッチリです。
本当に良かった
日本が超高齢化社会に突入した 今、
今後誰にでも 介護が必要となる可能性はあります。
今では 往診専門の歯科医院や
在宅に往診する歯科医院も増えてきましたが、
外来のような適切な外科処置、
感染源を完全に除去する歯周病治療、
適合精度の高い補綴治療などは往診では 不可能です。
全顎的に罹患した歯周病や 多くの歯に重度の虫歯があり、
歯に穴が沢山空いている口腔内では、
歯科医師や衛生士などが 30分以上かけても、
感染源を完全に除去することは出来ません
重篤な基礎疾患を有する患者様や
免疫力が低下した患者様
に対して 抜歯や歯周病治療などの
観血的処置を行えば
当然 菌血症及び敗血症のリスクが生じます。
在宅で ご家族やヘルパーさんが
日々、介護にあたる際
食事・ 排泄・入浴介助など やらなければいけない事が多く、
長時間 毎食後に口腔ケアを行う事は
誤嚥性肺炎の予防とはいえ
ご家族やご本人様にとっても 大変苦痛です。
そうならない為、
ご自身で 歩いて歯科医院に通えるうちに
虫歯や歯周病をしっかり治しておく事、
被せ物などの適合精度を
高めて 残存歯の感染を予防し
毎食後に、3分程度で 誰でも簡単に
適切な口腔ケアができる 環境を
構築しておく事が大事です。
今痛くないからという理由 で感染源を残したまま
介護状態に突入する事は大変危険であり、
誤嚥性肺炎は命に直結する病気です。
我々は 患者様のお口の中を拝見し、
レントゲン1枚撮影すれば、
今後どのような口腔内環境になるかは 一瞬で分かります。
短期的な 今が良ければではなく
中長期的に 患者様の口腔内環境を今のうち
から整えておく必要があります。
当院には、0才から100才まで
幅広い患者様が来院されます
小さいお子様に対しては
健全な食育、発育・矯正治療
成人の方には、虫歯、歯周病治療
審美歯科治療 ホワイトニング・親知らずの抜歯
咬合改善の為の
インプラント、義歯などの補綴治療を通して、
自信を持って 日々笑い
好きな食事を楽しみ より豊かな人生を送って頂くことが
当院のミッションです。
ご高齢の方や介護が必要になった患者様に対しても、
地域医療を提供する歯科医院として誤嚥性肺炎を予防する為の
口腔ケア及び筋機能訓練を行う責任があります。
こまがみね歯科医院は単に
街の歯医者さんではなく
命を預かる 医療を提供する歯科医院としての
責務を全うする覚悟があります。
明日から12月
今年もあと1カ月
全力で いきます
予防歯科を始めよう
こまがみね歯科医院 http://www.komagamine-dc.com
2015-11-30 09:01:15