News10/26
大学の医局時代は 裸眼で親知らずを毎日抜いていましたが、
今じゃ、10倍の拡大鏡を付けて親知らずの抜歯をします。
入院し全身麻酔下での 親知らずの抜歯では難易度が1番高い
ケースでも、当時は裸眼でやってました。
今思えば、良くやってたなぁ と逆に不思議。
拡大鏡を使用すると裸眼のときより、
確実にスピードアップ&低侵襲の抜歯が可能に
なります。
抜歯の治療にハマってしまい、時間がかかる最大の理由は、
判断を誤り、粘ってしまうこと。 これに尽きます。
これがダメなら、次は〇〇 それでもダメなら〇〇
粘らず判断のスピードを向上させるには、拡大鏡は
本当に必須だと思います。
良く見えるから、無駄な侵襲を加えず、早く終われば
当然、患者さんも喜びますし、術後の経過も良好です。
術野を覗き込まなくて良いため、正しい姿勢が保て、
首、肩、腰への負担はだいぶ軽減されました。
もし、拡大鏡が無ければ、今日の親知らずの抜歯で
私の首は、爆発していたはず。
なかなか高価ですが、それ以上の価値は
十分あります。
患者様、お疲れ様でした。
腫れないよう、祈っております(^^)