News実るほど頭を垂れる稲穂かな。
この前の日曜は、上顎洞の解剖&オペの講習会で
神田へ。
3人の講師は、
皆川先生(うちのスタディグループの代表)、
菅井先生(凄い先生)
高橋先生(神奈川歯科大学解剖学教授)
この高橋先生。
私の小学校からの幼なじみのパパです。
しょちゅう家に遊びにいったり、
泊まりに行っていたので、(最長14日連泊記録アリ)
超久々の再会、そしてそのお父さんから
自分が歯科医師になってから、講演会を聞く
事になるなんて、不思議な気持ち。
さて高橋先生ご登壇です。
キター!!一誠(幼なじみ)パパだ!!
講義が始まり、、
ドキドキ、ワクワク、
しかし!!!
講義が始まり、5分経過したころ、
一人の参加者の男性が挙手し、
講演会の内容について、
「今の○○は違う!間違った事を講演会で話すな!」
と発言し会場は一気に凍りつきました。
その男性は、某大学病院耳鼻科の教授でした。
(最後に質疑応答の時間も設けてあるのに、
講義を止めて質問する事自体、ちょっと
って感じですし、何よりその言葉使いが
相手への敬意に欠けており、嫌な気持ちに
なったのは私だけじゃなかったと思います。)
高橋先生は、質問された方に、とても優しい言葉で
ご自身及び解剖学的な見地に
立って返答されました。
ただ、その質問された方へ、
「そのような見解をお持ちの方もおられますので、、」
的な感じで強く否定しなかった為、
会場は高橋先生が言われてしまった的な
雰囲気が、、、。
(正直、その時は、なんでもっと強く反論しないんだろうと思いました)
両者のどちらかが正解なのか?争点になっているのは、
専門用語の言い方、解釈?のような事柄で、
正直臨床的にはどーでもいい事です。
会場にいる100~120名、この時点ではどちらが
正解なのか分かる人は誰もいなかったと思います。
(ただ1人を除いては)
なんか、あまり見たくない光景でしたので、
物凄く寂しい気持ちになり昼食へ
講演会は終始微妙な空気で終わり。
なんだかなーって感じでした。
後日談として、解剖学的、口腔外科学、
耳鼻咽喉科学においても
高橋教授の講演内容が100%正解である事が
判明しました。
実は、講演中、高橋教授は当然この事を
唯一理解されていたのです。
じゃあなぜ、相手をその場で強く否定しなかったのか?
「相手も、著名で立派な方ですから、皆の前で
正すことは失礼にあたるから。」
「講演会が終わってから2人だけで意見交換します」
とおっしゃていたそうです。
:涙。
かっこよすぎるよ!一誠パパ!(涙)
相手の攻撃をまず受けて優しく返す。
横綱相撲。
いや、プロレス。
その相手を思いやる気持ち、温かみのある言葉、
本当に超感激・感動しました(涙涙)
歯科医師として、人としてハイブリッドな超一流。
一誠君。あなたの父は偉大です。
ただそれだけを伝えたかったので書きました。
(今日電話します)